現在のスマートフォンのほとんどは「4G(第4世代)」でモバイル通信を行っています。
4Gの前は3G(第3世代)、次は5G(第5世代)となるわけです。
5Gは2020年のサービス提供を目指しています。東京オリンピックが行われるからです。
あらゆる製品がインターネットに繋がる時代になっています。これらをIoTと言いますが、これからはIoTの時代で、あらゆる製品が無線で同時接続されます。
映像コンテンツに目を向けると、8Kなど高画質の技術が登場したりと、データ量は膨大になっていきます。
IoTや高画質動画コンテンツでトラフィックが増大、また同時接続への低遅延には4Gのままでは対応できません。
これらに対応するために5Gでは大容量化、データ転送速度の高速化、同時接続の低遅延化が求められています。
通信速度はどう変わる
通信速度は10Gbpsを目指しており、超高速通信が期待されます。
ちなみにドコモのPREMIUM 4G(LTE-Advanced)の下り最大は788Mbpsであり、実現すれば大幅に速度が上がることになります。
5Gはどのように実現する
5Gに向けては現在のLTE/LTE Advanceを進化させていくか、RATという新しい技術を導入するかのどちらか、またはその組み合わせによって実現されると考えられています。
5Gで実現できる未来
■VR ARシステムの強化
大容量通信や低遅延が実現すれば、VR ARでのシュミレーション分野が発展するでしょう。
ヴァーチャルな体験がより身近になるかもしれません。
■ドローンの活用
ドローンを管理するサーバーとドローンの処理速度が速くなり、大量のデータが送信可能になります。
同時接続と低遅延により、物流分野、監視分野での活用が期待されます。
■自動運転
自動運転の自動車制御には超高速、大容量、低遅延が必要不可欠です。
完全自動運転の実現が期待できます。
5Gの提供はすぐそこまで来ています。
2020年が楽しみですね。

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