日本では、ズボンのチャックのことを「社会の窓」と表現しますよね。
例えばチャックが開いたままの人にそのことを知らせる時に「社会の窓が開いてますよ」と言う風に直接「チャック開けっ放しですよ」とは言わない風潮があります。
そんな「社会の窓」ですが、こういう表現をするのは日本だけなのか?それとも海外でも同じようにチャックとは言わない表現を使っているのか?
そんな疑問がツイッターで話題になっています。
こないだ「社会の窓が開いてますよ」を各国語でどう言うかの話になったのが面白かった。フランス語は「給料日ですよ」。オランダ語は「うさぎが逃げてますよ/小鳥が飛び立ってますよ」。アジア・アフリカ語圏の情報求む。
— Ayumi Higuchi (@ayhg) 2017年11月4日
◆フランス◆
「給料日ですよ」
◆オランダ◆
「うさぎが逃げてますよ」
「小鳥が飛び立ってますよ」
◆ギリシャ◆
「お店、開店中ですね」
◆トルコ◆
「お店開いてますよ」
◆中国◆
「天安門、開いてるよ」
「あなたのお宝が眩しすぎますよ」
「火車未到站(電車は駅に着いてない)」
◆台湾◆
「石門水庫開了(石門ダム開いてますよ)」
◆インドネシア◆
「鳥カゴが空いてるよ」
◆韓国◆
「南大門が開いています」
◆フィリピン◆
「協会のドアが開いてますよ」
~~番外遍~~
◆アメリカ◆
「BARN DOOR OPEN」
「YOU’RE UNZIPPED」
◆長崎◆
「世界の窓が開いてますよ」
◆アラブ◆
「え?チャックって何?」
国によって様々な表現があるんですね~。
中国の「あなたのお宝が眩しすぎますよ」は直接言うより下品な気もしますが。笑
こうして見ると日本の「社会の窓」という表現も独特な感じがしますよね。
何故「社会の窓」と言うようになったんでしょうか?
社会の窓とは男性が履くズボンの前部にあるファスナー(ジッパー、チャックともいう)のことである。これは1948年(昭和23年)~1960年(昭和35年)にNHKラジオが放送した番組『社会の窓』からきている。同番組は社会の内情を暴きだすという内容であった。これが大事なものが隠された場所という解釈になり、男性の大事な部分が隠されているズボンのファスナーを社会の窓と呼ぶようになった。なお、トイレ以外でファスナーが閉じていない状態を社会の窓が開いているという。
と言うことらしいです。
ラジオ番組のタイトルから生まれたとは意外でした。この番組がなかったら、日本語では一体何と表現していたんでしょうかね?笑
「社会の窓が開いてますよ」の海外ver.いかがでしたでしょうか。
こういう日本語の独特な表現ってもっとあるような気がします。そういった言葉の外国語版を調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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