ニュース番組がTwitter上の動画を撮影者に無許可で報道したとして炎上

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フジテレビ「とくダネ!」にて、Twitter上にアップされた動画を撮影者に無許可で放送したとして、番組スタッフアカウント(@tokudane_info)のリプ欄に批判が相次いでいる状況となっています。

問題となった動画は、ゆうま氏(@yyy713713)が撮影した、滋賀県の姉川が氾濫している様子をとらえた動画です。

放送に至るまでの流れ

ゆうま氏がこのツイートをすると、我先にと言わんばかりにテレビ局や報道機関各社アカウントから「動画の使用許可」を求めるリプライが飛ばされました。

その中の一つに「とくダネ!」スタッフによるものもありました。

ここまではよくある光景です。
通常はここで投稿者とのDMで放送許可のやりとりをしていると思うのですが、反応がなかったからかさらにリプを飛ばします。

それでも反応がなかったのでついに「事後報告により放送します」という強行手段に。

上記理由というのは「非常に公共性の高い映像であると認識している」というところでしょう。

何が問題?

問題になってくるのは動画の著作権でしょうか。
Twitter上にアップされた投稿や撮影した動画は世界中に公開されますが、著作権は恐らく投稿したユーザー、撮影者になると思われます。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して自ら送信、投稿または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(ユーザーの写真および動画もその一部です)の所有権はユーザーにあります。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。

https://twitter.com/ja/privacy

Twitterでは公式に複製が認められていますが、これはあくまでTwitterが提供する“埋め込み”を利用した場合に限ります。

なのでテレビで投稿者に無許可で放送した場合は、著作権の侵害に当たるのでは?とユーザーから指摘されています。

また、使用許可をお願いしている側なのに返信期限を決めて、返信がなければ使用するといった“厚かましさ”的な部分や、事後承諾を強行したことにも批判が起きています。

重要なニュース、公共性が高ければ無許可で放送して良い?

ニュースで報道されることによって災害の重大さや、注意喚起などに役立っているのは間違いないと思いますが、「公共性が高い映像」だからと言って無許可で放送して良いのかは、残念ながら法律に詳しくないので分かりません。

ただ「注意喚起、災害の被害、公共性」が使用理由に当たるのなら、許可を得ようとしていたのはただのパフォーマンス?と感じる人もいるかもしれません。

それを大義名分とするなら、今までもこれからもこういった映像は無断で報道する方が筋が通っている気もします。当然批判も起こると思いますが。

Twitterでは災害の起きた地域や、偶然居合わせた人などから思わぬ「特ダネ」が飛び込んでくることがあります。

本来ならそれをさらに拡散する為にテレビで報道することはとても役立つことなんですが、こういう問題が起きるごとに世間からの信用を失い、協力的な人も減っていってしまうのではないでしょうか。

自業自得だと言われたらそうかもしれませんが、どんどんとオワコン化していくテレビに少し寂しさも感じます。

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