4畳半の和室、畳の敷き方を間違えると『切腹の間』に

4畳半の和室、畳の敷き方を間違えると『切腹の間』に

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皆さんの家には和室があるだろうか?
もし和室があり、しかも4畳半だった場合には注意してほしいことがある。
畳の敷き方を間違えていた場合、『切腹の間』と呼ばれる不吉な名前の部屋になってしまっている可能性があるというのだ。

右は切腹の間

一見、右の敷き方の方がバランスが良く見た目にもスッキリしているのだが、実は『切腹の間』と同じ敷き方になってしまい縁起が良くないのだ。

切腹の間とは

切腹をする場所は一説によると7.5畳の部屋で、切腹を行う4.5畳、検視を行う3畳に分かれていたそうだ。
7.5畳の切腹の間
http://www.misawa-mrd.com/wasitu/room/tatami.html

通常7.5畳に畳を敷く際にこの形にはならないと思うが、この敷き方は避けた方がいいだろう。

渦状でも逆巻きならセーフ

切腹の間の敷き方は真ん中に半畳、右側に縦の畳がくる「卍」のような敷き方だが、左側に縦がくる逆巻きの形なら問題ないらしい。
切腹の間 逆巻き

よく似ているのでちゃんと確認した方が良さそうだ。

茶室も同じ4畳半を基準にできている

日本に古くからある茶室も、真ん中に半畳を敷いた渦状の四畳半でできている部屋があるようだ。
茶室の畳の敷き方
http://www.jyuikulife.com/5469.html

『切腹の間』が茶室と同じ間取りなのは何か理由があるのだろうか。
かの千利休も切腹で生涯を終えたわけだが、切腹した場所が茶室で『切腹の間』と同じ敷き方だったとしたら・・・と考えると少しゾクッとする。

なぜこの敷き方になったのか

「卍」は、ヒンドゥー教や仏教で吉祥の印とされていて非常に縁起の良い印のようだ。
如来像の掌にも描かれているらしい。
死ぬ場所を卍にすることで、仏の掌の上で死ぬようなイメージにしたかったのだろうか。

最後に

最近の家だと和室はあまりないのかもしれないが、実家や古い家だとまだまだ和室がある家も多いだろう。
知らずに見た目が良いからと『切腹の間』と同じ形にしてしまっている可能性もなくないので、是非チェックしてみてほしい。

もしなってしまっていた場合、気になるようなら慌てずに畳屋さんや建築業者に相談してみると良いかもしれない。

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