皆さんの家には和室があるだろうか?
もし和室があり、しかも4畳半だった場合には注意してほしいことがある。
畳の敷き方を間違えていた場合、『切腹の間』と呼ばれる不吉な名前の部屋になってしまっている可能性があるというのだ。
新居の和室四畳半なんやけど、画像の左側の畳の敷き方になってて、右の敷き方に出来ませんか〜?って聞いたら、この敷き方は昔、切腹する部屋の敷き方だったから…って言われて怖ってなった。見るけどな〜この敷き方。知らないって怖い。 pic.twitter.com/MrjKTqXuK6
— わたる (@123_koooooh) 2017年6月18日
一見、右の敷き方の方がバランスが良く見た目にもスッキリしているのだが、実は『切腹の間』と同じ敷き方になってしまい縁起が良くないのだ。
切腹の間とは
切腹をする場所は一説によると7.5畳の部屋で、切腹を行う4.5畳、検視を行う3畳に分かれていたそうだ。
http://www.misawa-mrd.com/wasitu/room/tatami.html
通常7.5畳に畳を敷く際にこの形にはならないと思うが、この敷き方は避けた方がいいだろう。
渦状でも逆巻きならセーフ
切腹の間の敷き方は真ん中に半畳、右側に縦の畳がくる「卍」のような敷き方だが、左側に縦がくる逆巻きの形なら問題ないらしい。
右側みたいですが回り方が反対なら良いそうですよー?
知らなかったので自分ちの畳の敷き方見てしまいました。 pic.twitter.com/MLyMZaRLfN
— るる子 (@bocchtsukare) 2017年6月18日
よく似ているのでちゃんと確認した方が良さそうだ。
茶室も同じ4畳半を基準にできている
日本に古くからある茶室も、真ん中に半畳を敷いた渦状の四畳半でできている部屋があるようだ。
http://www.jyuikulife.com/5469.html
茶室は四畳半で出来ていて、確か真ん中に半畳がきてたはずと思い、調べました。そこに釜を置くのです。 pic.twitter.com/WfKNVITYEo
— うーです (@u_kuma) 2017年6月19日
『切腹の間』が茶室と同じ間取りなのは何か理由があるのだろうか。
かの千利休も切腹で生涯を終えたわけだが、切腹した場所が茶室で『切腹の間』と同じ敷き方だったとしたら・・・と考えると少しゾクッとする。
なぜこの敷き方になったのか
色々気になったので以前畳屋さんに聞いた事を書きますね。敷き方を卍にして、せめて成仏できるようにとの配慮でこうなったらしいです。なので反対周りにして忌を避ける、との事でした。
— qwanovskaya (@qwanovskaya) 2017年6月19日
「卍」は、ヒンドゥー教や仏教で吉祥の印とされていて非常に縁起の良い印のようだ。
如来像の掌にも描かれているらしい。
死ぬ場所を卍にすることで、仏の掌の上で死ぬようなイメージにしたかったのだろうか。
最後に
最近の家だと和室はあまりないのかもしれないが、実家や古い家だとまだまだ和室がある家も多いだろう。
知らずに見た目が良いからと『切腹の間』と同じ形にしてしまっている可能性もなくないので、是非チェックしてみてほしい。
もしなってしまっていた場合、気になるようなら慌てずに畳屋さんや建築業者に相談してみると良いかもしれない。

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